同居は子どもにはいいけど夫婦にはイマイチ説
個人的な見解ですが、「同居は子どもにはいいけど夫婦にはイマイチ」だと思います…。
アラフィフの今になっても…。
女の人は…と、ひとくくりにしてはいけないので…「私」は、気を利かせて「さすが!」「助かる!」と思われたいタイプ…。でもさ、家の中にそういうタイプが2人いるとさ、その位置は奪われてしまうんだよね…。義母に…。
単身赴任中の夫は週末に帰ってくるのだけど、肩こりがひどいタイプ。なので「肩がこった~」とつぶやくと、義母がすかさず揉んであげる。
…私だってやってあげたいのに。
他にも、子どもたちが「ママ、これどうすればいい?」と言ったようなことを聞いた時も、義母はすかさず「はいはい、それはこうよ。」と返事をする。子どもたちは「ママ」に聞いたのにな…。私は返事しようと開きかけた口を、空気だけ吐いて元に戻す。
たった今も、夫が「税金関係の手紙、届いてない?」と聞いてきたので「見てないよ」と答えたら、うしろからもう一度、「届いてないよ」と。
…念押しなの??
家のこと、「主導権争い」みたいになるのはイヤだから、私は口を噤む。その場から離れる。夫婦の会話は無くなる。家の中の相談、決め事は夫と義母でやればいい…となってくる。
子どもを育てる上では本当に有難い存在。フルタイムでしかも夜遅くまで働く私には、お義母さんがいなければ仕事を続けられなかったか、あるいは子どもたちをこんなにきちんと育てられなかった。手づくりのあたたかい料理、しかも冷凍食品無し、粉末だし無し。義母がいるから家に友達を呼んで遊べた。少し熱があるくらいでも学校を休ませることが出来た。学校から子どもが「ただいまー」と家に帰った時に「おかえりー。」と言ってくれる人がいる…。私自身は鍵っ子で育ったから、ほんとにそれは有難い。
とっても感謝している。
でも夫婦仲はどうなんだろう…。
私は若い頃、義母についての愚痴を夫にいろいろ言っていたけど、それは言ってはいけないことだと気づいてから、言わないようにしている。女友達にも。
自分の親の悪口を聞かされる、人に言われる…のは嫌ですよね。
だから言わない。
夫との間に、「解消できない不満」が溜まっていく。最初の頃はなんでも言い合って解決してきたけど、解決できないこともある。「なんでも言い合える仲」ではなくなっていく。
もうひとつ。
いくつになっても夫は義母に甘え、義母は夫を可愛がる。「マザコン」ってヤダなって思った時期もあったけど、アラフィフになって息子が大きくなってくると、義母の感覚も分かるようになってきた。我が子って、息子って、本当に「可愛い」。私は、義母にとっては可愛い我が子を取られた相手…なのだ。「そんな、もう、いい歳になっても?」と思う人もいるかもしれないが、そうなのだ。そして夫は母親を大事にしたい。それはとってもいいことだし当たり前のことなのだ。私の息子にも親を大事にする大人になってもらいたい。だからそうであってよいのだ。
だから私は何も言えない…。
「認めてもらえない」不満なのかな…。
「ママ」はいなくても家のことはなんの問題もない状態。
うーーーーーーーむ。
これが私が望んだ「生き方」だったのかなぁ。
確かに仕事は充実していた。
ダブルインカムなので家計もそこそこうるおっている。
2人の子どもたちにも恵まれた。
あと数年~数十年後…。
子どもたちが私の元を離れ、義母も亡くなったあと、夫婦2人になった時、お互いの心の中がどうなっているのか…。
若い頃の恋愛気分に戻れるとは到底思えないし…。
ハテナハテナです…。