息子への思い
同居して痛感するのが、母親はいつまで経っても母親であるということ。
義母の夫に対する思いは、夫が50を越えても、義母が80を越えても変わらないのだと思う。
つまり、いつまでたっても「可愛い」のだ。
そりゃーそうですよね。
ところで以前、同居し初めの頃、義母にとって夫は可愛い息子なんだ、と思った出来事がある。
ある日、朝起きると、夫が「熱がある」と。
そして会社を休むという。
そして私に「会社に電話して」と言う。
ん?
そんなもの自分ですれば?
…と思った私は、「自分で電話すれば?」と言った。
すると近くにいた義母が、
「そのくらい、してあげたらいいのに?」
…と。
(えーーーっ?!会社休む連絡って、妻がするものなのっ??!!)
驚いた私がその時なんと義母に答えたかは覚えていないけれども、確か結局、夫が自分で電話していたかな…。
高熱や咳がひどいとかで電話が出来ない状態ならともかく、そうでなければ会社に欠席の連絡をするって、自分ですればいいんじゃないの??
私、優しくないのかな??
そっかー。
お義母さんからしたら、そういうものなんだね…。
もう、20年以上経つけれど、忘れられない出来事のひとつ。
黒電話って可愛い…。